はじめて人前、不特定多数の人の前で楽器を演奏したのは、たぶん幼稚園の鼓笛隊だと思う。小太鼓(スネアドラム)や鍵盤ハーモニカだった。正直どんな曲だったか覚えちゃいない。
 それと同じ頃、ヤマハ音楽教室の発表会でも演奏している。2年間のうちのどちらかはエレクトーンの足だけだった記憶がある。こっちもどんな曲だったのか覚えちゃいない。
  まあ、そんな自分の意思に反した人前での演奏はどうでもいい。幼いながらに人前で演奏する度胸はついたのかもしれないが。

 で、本当の意味での人前での演奏、要するに初ステージだが、それは中学3年の文化祭である。課外活動としての部活動ではなく、授業時間内に行われる必修クラブと呼ばれるもので「弾き語りクラブ」というのに所属していた。
 弾き語りということなので、初めに個々に楽器を演奏し歌うというのはやったが、実際の活動は軽音部のようなものだった。
 本番までに色々と紆余曲折があったのだが、それはまたの機会として、今回は選曲について語りたい。

 メンバー4人で、それぞれ自分のやりたい曲を持ち寄ったのだが、これが何とも統一性がない。マイケルシェンカーグループ、ミック・ジャガーのソロの曲、今で言う80’sポップスの何か(忘れたw)、ボンジョヴィ(私)という具合。でも、MSGもPOPなナンバーだったし、鍵盤が前面に出ていたので、あながち統一性がないとも言い切れないかも。
 最終的にジャンケンで優先順位を決定した。なぜ優先順位かと言うと、耳コピなんてできるわけもないので、バンドスコアが出ていることが条件だったから。
 で、ミック、MSG、BONJOVI、POPSとなるが、最終的に決定したのはBONJOVIのRunaway、私の選曲。正直、MSGなんて絶対あると思ってたのだが、何故かその曲だけなかった。

 他の女の子バンドはレベッカだったり翼の折れたエンジェルだったりする中、洋楽ハードロックでステージに立つことになるのだった。

 ちなみに当時のボン・ジョヴィは、やっとセカンドアルバムが発売された頃で、世界中で爆発的に売れたサードアルバムまでまだまだで、洋楽ファンの間でも知る人ぞ知るという存在だった。かなりマニアックなものを中学の初ステージで選んだものだ。